太陽光発電システムの販売で独立 / 株式会社ベストライフ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

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放送やブロードバンド、通信事業を行う上場企業で20年以上も営業を担当してきた瀧北富明さん。
インフラ 設置工事を請け負う会社から乞われて50歳で転職。
そこで太陽光発電システムという新しい商材とめぐり合った。
当時はまだ世間の認知度も低く、瀧北さん自 身も太陽光発電についてほとんど知らなかったという。

しかし市場を調べてみると、屋根材と一体型の太陽電池が認可されてから、新築やリフォーム住宅を中心に導入が増加していることを知り、ニーズの高まりを予感した。

「将来性のある商品ですが、単価が高いため売れるまでに時間がかかるのです。
一般家庭へのアポイントをとるためには、テレアポなどに費用をかけたり、営業担当者も増やしたほうが効果的。
しかし会社から低予算と少人数という体制を強いられ、試行錯誤しましたね」

そ こで瀧北さんはオリジナルのビジネスモデルを構築しようと、
ホームセンターやリフォーム会社と提携し、太陽光発電に興味を持つ顧客を紹介してもらおうと考えた。
地道に提携先を開拓し、やっと軌道に乗りかけたと思った時、
瀧北さんの会社と提携会社の間で金銭的なトラブルが発生。
これに行き詰まりを感じたのが、独立のきっかけに。

「こんな体制では売れるモノも売れない、と痛感しました。
幸い、提携先の担当者との信頼関係は保っていましたし、別の会社 との提携の話も進んでいましたから、
この人脈を生かせば独立して営業を続けられるんじゃないかと思ったんです。
そこで太陽光発電システムの販売を行う会社 を設立することを決意しました。
今まで培ってきた営業経験を、最大限活かせるチャンスだと」

さっそく起業の準備を始めた瀧北さん。
あまり資金に余裕はなかったため、自分でできることはすべてやろうと考え、
さまざまな起業関連サイトで会社設立に関する情報を収集したという。

「ドリームゲートの『独立準備の第一歩』『独立・起業の強化書』などは熱心に読みましたね。
一番活用したのは『起業・経営 相談室』。会社設立の手続きや税金について、
疑問に思ったことを複数のドリームゲートアドバイザーにメールで質問したんです」

なかでも、好印象だったのはアドバイザーの中田哲也さんだった。

「夜中にメールを出すと、翌日には返信がありましたし、文面がとても分かりやすかったんです。
ですからそれ以降は、中田さんに何でも質問するようになりましたね」

メールを数回やりとりした後、中田さんと面談。
会社登記、開業後の税金処理や決算について相談し、的確な回答と親しみやすい人柄にいっそうひかれたという瀧北さん。
おかげで設立の手続きも順調に進み、準備が整った2005年7月に会社を退職。
同年8月に株式会社ベストライフを設立した。

「地球温暖化や原油高騰で、太陽光発電への注目はますます高まっています。
市場動向を見て今が絶好の商機だと思い、独立への不安はまったく感じませんでした。
会社員の時よりも低予算で展開していますが、時間を有効に使えるのがいいですね。
前職での人脈を活用し、ホームセンターや住宅展示場と提携も進んでいます し、滑り出しは順調です」

開業後、通信販売カタログの取次ぎも請負うようになり、今後も魅力的な商材はどんどん取り入れ、営業会社として体制を整えていきたいと話している。そんな瀧北さんの目標は?

「ゆくゆくは、数十~数百の社員を抱えるぐらいの営業会社に育てたいですね。
そして、顧客と社員、社員同士が信頼関係で結ばれているような人間味あふれる会社にしたいです」

【起業まで】

2004年4月   : 独立を決意。ドリームゲートを利用

2005年7月   : インフラ設置工事会社を退職

2005年8月   : 株式会社ベストライフ設立

【会社概要】

株式会社ベストライフ

開業       : 2005年8月

資本金(当時): 500万円

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ここにあります。

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