第47回 株式会社フォトクリエイト 白砂 晃 4

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写真の背景にある一人ひとりの感動と物語。
お客さまを増やすことでハッピーは広がる!

<サイバーエージェントへ>
ネットビジネスの中にどっぷりつかり、将来の起業を模索する日々

 サイバーエージェント入社後は、メディアバイイングと広告の進行を主に担当しました。十数社との取引を在任期間中に60数社まで増やし、15%程度 だった粗利率をメディアとの直接取引を推進することで28%まで高めるなど、かなりの貢献ができたと思っています。が、部下の育成をないがしろにする当時 の上司と衝突しまして、「あなたとはもうやってられない」と啖呵を切って転職活動を始めたんですよ。

 そしたら、サイバーエージェント子会社のCAモバイルの社長から、「一緒にやってみないか」とお誘いいただいた。モバイルマーケットの伸びしろの 大きさはわかっていましたし、CAモバイル自体、まだまだ立ち上がったばかり。これはやりがいがありそうだと、その誘いをお受けし、CAモバイルに出向す ることに。営業、メディアバイイング、新メディアの企画推進など、私にできることはなんでもやりました。出向した2001年2月にはほとんど売り上げが 立っていませんでしたが、私が在籍していた最後の月は、月次売り上げ1億円を超えていたと思います。

 入社以来、サイバーエージェントの仲間たちと、新規事業のディスカッションをよくやっていましてね。私自身もネットビジネスに限らず、フランチャ イズの仕組みなども研究していました。そんな時、アメリカから帰ってきた高校時代の同級生で、現在、弊社の取締役である田中大祐が、「プロが撮影した写真 をネットで販売するビジネスがはやっていた」と教えてくれた。「それはまだ日本にないビジネスモデルだし、やれる!」と直感したんですよ。それが2001 年の年末くらいの話。

 田中からエンジェルの方も紹介され、話をすると「じゃあ100万円でやれるだけやってみれば」と。「お~、こんな世界もあるんだ!」と。その打ち 合わせをしていたのは、サイバーエージェントの会議室だったんですけど(笑)。そして、2002年1月24日に、株式会社フォトクリエイトを設立。CAモ バイルの社長からは、「軌道に乗るまで、平行しながらやればいい」と言っていただいたのですが、私はチャンスを目の前にして不完全燃焼できないタイプ。最 終的には、私の後任を社外から引っ張ってくることで、円満退社することができました。そして2002年4月より、フォトクリエイトの仕事に専念することに なるのです。

 

<2004年、第二創業>
食うためのビジネスを捨て去り、 フォトクリエイトの本業に専念

 初年度は、現在弊社取締役の田中と小松もシステム開発の部分で協力してはくれましたが、会社員と兼任状態。イベントの写真をフォトグラファーが撮影 して、販売するというシンプルなビジネスモデルですから、簡単に立ち上がるものだと思っていたのです。が、なかなかうまく進みません。で、食っていくため に私はネット広告のコンサル仕事を始めるんですね。ノウハウがかなりたまっていましたから、いろいろお声をかけていただき、初年度はそれだけで6600万 円の売り上げが立ちました。

 しかし、このままでは起業した意味がありません。結婚式にチャンスがありそうだとホテルや式場に営業をかけたり、結婚情報誌に広告を掲載したりし てみたのですが、このマーケットは既存フォトグラファーとのつながりが堅固で参入できず。そこから、様々な分野に営業をかけるわけですが、最初の突破口は 社交ダンスのイベントでした。それから、マラソンなど幅広いスポーツイベントからOKをいただくことが多くなり、それに伴って、登録フォトグラファーも徐 々に増えていきました。

 弊社サービスの仕組みは、協賛させていただいた各種イベント開催場所で、参加者にアクセスナンバーが記入された写真販売サービスのチラシを配布。 参加者は、後日、弊社Webサイトにアクセスして、自分のほしい写真を購入できるというものです。皇居マラソンに初めて協賛させていただいた時、300枚 しかチラシを刷っていなかったんです。そしたら当日、現場に向かった田中から連絡があり「白砂、どうしよう!参加者は1000人いるよ!」と(苦笑)。そ れからは、しっかり情報収集してから準備するようにしています。

 3期目を迎えるに当たって、社内で今後の方向性を考えるミーティングを持ったんです。まず、ネット広告のコンサル仕事やシステムの受託開発はいっ さい辞めて、フォトクリエイトの本業に専念することを決断。そして、「感動をカタチにしてすべての人へ」という企業理念を定めました。ここから、私たちは システムの継続的バージョンアップと、撮影機会となる提携イベントの開拓をスタート。だから、本格的に社業に集中し始めたのは2004年。いわば、第二創 業期ですね。

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